演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院での低悪性度子宮内膜間質肉腫の3例

演題番号 : P58-4

[筆頭演者]
浅井 英和:1 
[共同演者]
中田 あす香:1、小林 良幸:1、犬塚 早紀:1、北川 雅章:1、間瀬 聖子:1、小島 和寿:1、岡田 節男:1

1:公立陶生病

 

【目的】子宮肉腫は全子宮悪性腫瘍のうち4~9%とされ、その中でも子宮内膜間質肉腫は稀で本邦では13%と報告されている。当院で経験した低悪性度子宮内膜間質肉腫3例について報告する。【症例】症例1は48歳2経妊2経産。不正出血を主訴に来院し、超音波検査にて60mm大の子宮腫瘍を認め、単純子宮全摘術を施行。病理結果はlow grade endometrial stromal sarcomaであった。術後2年で左卵巣のう腫を認め、左付属器摘出術、大網切除術施行したが、悪性所見は認められなかった。術後7年で再発は認めていない。症例2は43歳2経妊2経産。子宮膣部細胞診classIIIaのため当院紹介受診。コルポ下組織診でsevere dysplasia、円錐切除でCISであった。以後外来にてフォローをしていたが、初診2年後より40mm大の子宮筋腫を認め、増大傾向のため酢酸リュープロレリン4回施行後、腹腔鏡下子宮全摘出術を行った。病理結果はlow grade endometrial stromal sarcoma、I期の結果であった。後日追加で腹腔鏡下両側付属器摘出術を行った。術後4ヶ月で再発を認めていない。症例3は58歳2経妊2経産。不正性器出血を主訴に近医受診し、内膜細胞診にて疑陽性であり当院紹介受診となった。3ヶ月後、MRIで35mm大の子宮筋腫が認められ、内膜細胞診でclassIV、子宮内膜生検でendometrial stromal sarcomaと診断されたため単純子宮全摘術、両側子宮付属器摘出術、リンパ節郭清 を施行した。病理結果はlow grade endometrial stromal sarcoma,I期との結果であった。術後2年で再発を認めていない。【結論】低悪性度子宮内膜間質肉腫は進展が遅く10年以上経て再発することもあるため、長期間のフォローアップが必要とされる。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:病理

前へ戻る