演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

子宮外に発生した子宮内膜間質肉腫の一例

演題番号 : P58-2

[筆頭演者]
坂本 尚徳:1 
[共同演者]
香坂 信明:1、深澤 一雄:1

1:獨協医大産婦

 

症例は45歳、0経妊0経産。腹部膨満を主訴に前医受診。MR上骨盤内に拡散強調画像で高信号を示す長径17cmの軟部腫瘤と多量の腹水を認め、卵巣癌および癌性腹膜炎疑いにて当院紹介受診。子宮は正常大、頸部体部細胞診陰性。CT上両肺野に胸水を認めるものの明らかな転移所見はなかった。腹腔穿刺にて血性腹水ながら細胞診は陰性。診断目的にて試験開腹を行った。2400mlの血性腹水、骨盤内に子宮前壁に癒着し出血を伴う1340gの充実性腫瘤を認めた。子宮両側付属器は肉眼的には正常。腫瘍摘出ならびに子宮両側付属器切除を施行した。病理学的には子宮に異常なく、左の卵管間質、卵巣にかけて核異型を伴う短紡錘形異型細胞の充実性増殖を認め、摘出腫瘤も同様の所見であった。免疫染色の結果もあわせ最終的に高悪性度子宮内膜間質肉腫と診断した。術後16日目のCTで傍大動脈リンパ節転移、45日目よりIAP療法2コースをはじめとする化学療法施行したが、急速に進行し術後199日目に原病死となった。子宮外発生は子宮内膜症が病因の一つと考えられているが、本症例でも右卵巣には内膜症所見を認め内膜症発生が疑われた。稀な疾患であり治療法も確立しておらず症例の蓄積が重要と考える。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:その他

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