演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当科の肺癌化学療法におけるshort-hydration Cisplatinの忍容性に関する検討

演題番号 : P57-3

[筆頭演者]
手塚 敏史:1 
[共同演者]
豊田 優子:1、柿内 聡司:1、大塚 憲司:1、西條 敦郎:1、木下 勝弘:1、後東 久嗣:1、櫻田 巧:2、埴淵 昌毅:1、西岡 安彦:1

1:徳島大院 呼吸器・膠原病内科、2:徳島大院 薬剤部

 

【背景】Cisplatin(CDDP)投与時は基本的に入院加療が行われてきたが、制吐剤の進歩等に伴って外来治療の可能性が検討されるようになり、2007年にはCDDPのshort-hydration法が報告された。【方法】2011年7月から2012年6月までにshort-hydration法によるCDDPの投与(SH-CDDP)が行われた9例について、その忍容性を検討した。なお当科では心・腎機能、全身状態が良好で外来加療を希望する症例をSH-CDDPの適応とし、CDDP投与のday1は約3000mlの点滴、day2,3は約1000mlの点滴もしくは経口での補液を行っている。【結果】9例は全例男性で、平均年齢62.1(48-69)歳、非小細胞肺癌/小細胞肺癌/悪性胸膜中皮腫がそれぞれ6/2/1例、併用抗癌剤はVinorelbine/VP-16/S-1/Pemetrexedが5/2/1/1例、平均血清クレアチニン値は治療前0.79(0.64-0.93)mg/dl、治療終了時0.87(0.64-1.11)mg/dlであった。遂行コース数は1/2/3/4/5コースがそれぞれ1/1/1/4/2例で、2例は現在治療継続中であった。有害事象による中止は1例のみで、1コース終了時点でGrade1のクレアチニン上昇を認めたため、2コース目以降CDDPを75%に減量の上、従来法に変更し、計4コース投与可能であった。【考察】少数例での検討ではあるがshort-hydration法によるCDDP投与の忍容性は良好であった。慎重に症例を選択することで外来でも安全にCDDPの投与を行うことができ、患者のQOL向上に寄与する治療として期待される。今後さらに症例数を増やし検討する予定である。

キーワード

臓器別:肺・縦隔・胸膜

手法別:化学療法

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