演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

ネクサバールとゾメタ併用が有効であった門脈腫瘍栓合併肝細胞癌再発、骨転移の症例

演題番号 : P53-6

[筆頭演者]
下野 千草:1 
[共同演者]
上田 弘樹:1、上野 昌樹:2、佐藤 守男:3、山上 裕機:2

1:和歌山県立医科大学附属病院 腫瘍センター 化学療法部門、2:和歌山県立医科大学 消化器外科、3:和歌山県立医科大学 放射線科

 

 66歳男性、C型慢性肝炎、肝細胞癌切除術後再発の症例。 2011年12月、当科初診時VP3の門脈腫瘍栓合併多発肝細胞癌の再発が認められた。12/26-2012年1/25、まずVP3に対して放射線治療を施行し、2/9に肝内多発肝細胞癌に対してTACEを施行した。肝機能が改善した時点で3/3からネクサバール400mgで開始となった。3月末には腰椎転移が見つかり、4/4から腰椎に放射線治療を4/6からゾメタ4mgの併用を開始した。5/24にTACEをさらに施行し、8/31のCTではVP4に進展が認められましたが、TACE後は腫瘍マーカーは改善し、ネクサバールとゾメタの併用でVP病変の進展の抑制や肺転移の抑制、腫瘍マーカーの増加を抑制していると考えられた。その後、12月、第一胸椎の転移が認められ、放射線治療を施行し、2013年2/22のCTでは肝内再発は認められたが、昨年5/24にTACE施行後現在まで約1年間はTACEを施行せずに外来化学療法で経過を見ることができた。一時ネクサバールの休薬が必要な時期もあったが、副作用は許容範囲内で、有効であった症例と考えられた。

キーワード

臓器別:肝臓

手法別:分子標的治療

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