演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当科におけるXELOX療法の有効性と安全性の検討(補助化学療法を中心に)

演題番号 : P51-12

[筆頭演者]
須藤 剛:1 
[共同演者]
武田 弘幸:1、根本 大資:1、石山 廣志朗:1、佐藤 敏彦:1、小林 由佳:4、鈴木 由美:2、佐藤 美弥子:2、田澤 さゆり:2、蘇部 友美:2、鈴木 薫:4、結城 正幸:3、小野 裕紀:3、大熊 良和:3、飯澤 肇:1

1:山形県立中央病院 外科、2:山形県立中央病院看護部、3:山形県立中央病院薬剤部、4:山形県立新庄病院薬剤部

 

目的:当科におけるXELOX症例の治療効果と安全性についてCcr値により検討した。対象:2009年から2012年12月までにXELOX療法施行された48例。補助化学療法として33例、進行再発例15例。結果:全症例の性別は男性30例、女性18例。年齢62歳(29~82歳)、結腸癌24例、直腸癌24例、1stライン37、2nd2、3rd以降9例、Bev使用例15例、根治度A.B38例、C10例。施行回数8回(2~28回)、ポート有り24例、無し24例。有害事象、末梢神経障害Gra1は34例、2は8例、手足症候群Gra1は38例、2は3例。嘔気Gra1は16例、2は4例。下痢Gra1は7例、3は1例(好酸球性腸炎)。血管痛Gra1は12例、2は4例(半身のしびれ感、開口障害も含む)で4例はポート埋め込み術施行。WBC・好中球減少Gra1は4例、2は2例。Hb低下Gra1は4例、2は1例、PLT低下Gra1は6例、2は3例と比較的安全に施行されていた。補助化学療法33例は男18例、女15例。年齢55歳(29~81歳)、結腸癌15、直腸18例、Stage3a6例、3b20例、4が7例、施行回数8回(6~27回)、ポート有り12例、無し21例。再発4例(Stage3a肝臓1例。4は3例、肝臓2、肺1、腹膜1例)。原癌死2例(観察期間6〜39ヶ月)。有害事象は末梢神経障害Gra1は22例、2は7例、手足症候群Gra1は25例、2は2例。嘔気Gra1は8例、2は1例。下痢Gra1は3例。血管痛は温罨法やステロイド混合注射など施行しGra1は13例、2は4例。WBC・好中球減少Gra1は1例、2は1例。Hb低下Gra1は2例、PLT低下Gra1は5例、2は1例。又、Ccr値65未満の8症例では、末梢神経障害Gra1は5例、2は2例。手足症候群Gra1は7例、2は1例。WBC・好中球減少Gra1は1例、2は1例。Hb低下Gra1は2例、Plt低下Gra1は4例などCcr65以上の症例と比較して発現率が高い傾向にあった。長期投与例として55歳女性、直腸癌StageIV(N4) 根治度B、Ccr値84、2011年5月後方骨盤内蔵全摘術など施行し、補助化学療法としてStop and Go療法とし計27回施行。約2年間無再発治療中。末梢神経障害Gra1~2、手足症候群Gra1。結語:補助化学療法として観察期間は短いが、根治度A症例に対して再発例は1例と比較的良好であった。XELOX療法は比較的安全に施行されていたが、血管痛の重度な症例は積極的にポート埋め込み術を施行すべきであり、Ccr値の低値な症例は有害事象に留意して投与すべきと考えられた。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

前へ戻る