演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院の大腸癌術後補助化学療法の現状とレジメ別の認容性の検討

演題番号 : P51-1

[筆頭演者]
麦谷 達郎:1 
[共同演者]
西別府 敬士:1、松山 剛久:1、松村 篤:1、荻野 史朗:1、武村 学:1、赤見 敏和:1、下出 賀運:1

1:大阪鉄道病院 外科

 

当院での大腸癌術後補助化学療法は各担当医と患者とで選択、決定しており、複数のレジメで行われている。レジメ選択の現状、レジメ毎の認容性を完遂率、相対容量強度(RDI)などで検討した。
【方法・結果】
エルプラッド(ox)が認可された以降のH22.1.1.からH24.12.31.に根治手術を行った、stage2、3大腸癌患者184例の内、術後補助化学療法を行った88例を対象。
Stage別症例数は、2:25例、3a:47例、3b:16例で、各stageでのoxレジメの割合は24.0%、23.4%、62.5%。施行レジメは、UFT+ユーゼル(UFT/UZL群):30例(2:9例、3a:14例、3b:1例)、Xeloda(Cape群):19例(2:5例、3a:12例、3b:2例)、FU+LV(RPMI群):6例(2:0例、3a:4例、3b:2例)、mFOLFOX6(F-OX群):14例(2:4例、3a:5例、3b:5例)、XELOX(X-OX群):13例(2:2例、3a:6例、3b:5例)、その他:6例。認容性はその他を除く現時点で投与完了した73例(発表時追加予定)で検討。完遂率は、UFT/UZL群:87.5%、Cape群:83.3%、RPMI群:83.3%、F-OX群:46.2%、X-OX群:75.0%で、減量休薬の投与変更例は、各々:23.5%、53.3%、40.0%、83.3%、100%であった。
RDIは、UFT/UZL群:95.2%、Cape群:85.2%、RPMI群:85.0%、F-OX群:FU;69.9%、ox;53.7%、X-OX群:cape;92.1%、ox;79.9%であった。またoxレジメの3ヶ月時点での完遂率は、F-OX群76.9%、X-OX群83.3%であった。
【考察・結語】
1.UFT+ユーゼルが最も多く選択されていたが、stage3bでは半数以上でoxレジメであった。
2.完遂率、RDIはFu系単剤で高く優しい治療法であるが、oxレジメはともに低く、減量休薬が必須で投与マネージメントが必要であった。
3.oxレジメの3ヶ月時点での認容性は高かった。
当院の結果では認容性の高い治療法が選択される傾向が高く、JCOG0205の結果からも国内での術後補助化学療法の再検討が必要と思われた。また、oxレジメの3ヶ月時点での認容性は極めて高く、進行中のACHIEVE試験の結果が期待されると考えられた。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

前へ戻る