演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院における90歳以上の大腸癌手術症例の検討

演題番号 : P50-5

[筆頭演者]
平沼 知加志:1 
[共同演者]
徳楽 正人:1、守友 仁志:1、古川 幸夫:1、牛島 聡:1、中泉 治雄:1

1:公立能登総合病院 外科

 

【目的】高齢化社会と大腸癌患者の増加により高齢者大腸癌手術症例が増加している.手術適応などについて特に悩ましい90歳以上の超高齢者大腸癌手術症例について検討を行ったので報告する.【対象】2003年4月から2013年3月までに当科で経験した90歳以上の大腸癌手術症例13例を対象とし臨床病理学的検討を行った.【結果】男性5例,女性8例.年齢は90~99歳(平均92.6歳)であった.術前併存疾患として高血圧,認知症がそれぞれ6例(46.2%),心疾患5例(38.7%)などが続いた.開腹手術既往も6例(46.2%)認めた.腫瘍占拠部位は上行結腸3例,横行結腸2例,下行結腸1例,S状結腸4例,直腸3例で組織型は中分化型6例,高分化型5例だった.リンパ節転移陽性例は7例(53.8%)で進行度はstage0:1:2:3A:3B:4=1:1:3:5:1:2とstage3Aが多かった.手術は腹腔鏡下手術2例,開腹手術10例,経肛門的腫瘍切除1例で全例予定手術だった.郭清度はD3を5例,D2を5例に行った.手術時間は75~283分(平均143.5分),出血量は少量~340mlだった.術後合併症を8例に認め,せん妄が5例(38.7%)と最も多く,在院死を1例認めた.術後在院日数は13~34(平均22.8日)であった.予後は生存4例,原病死3例,他病死5例,在院死1例だった.【結語】術後早期よりリハビリを開始し早期離床に努め入院前後でADLが低下することはなかったが家族や施設の都合で入院期間が延びていた.

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:手術療法

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