演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当科における結腸癌腹膜播種切除症例の検討

演題番号 : P50-2

[筆頭演者]
池庄司 浩臣:1 
[共同演者]
佐治 重豊:1、尾関 豊:1

1:木沢記念病院 外科

 

はじめに:大腸癌の腹膜播種症例は一般的に予後不良であるが、外科的完全切除にて長期生存が得られる症例も散見され、最新の治療ガイドラインでもP1、P2の限局性播種は切除することが望ましいとされている。一方で完全切除が期待できる孤立性の腹膜播種再発症例の報告は少ない。今回当科で大腸癌術後の腹膜播種再発に対して切除を行った5例を経験したのでこれらの症例を検討した結果を若干の文献的考察を踏まえて報告する対象:2009年3月から2013年3月までの4年間に当院で結腸癌術後の腹膜播種再発に対し再発巣の切除を行った5例。結果:年齢は33歳~71歳、平均年齢58.6歳、男性3例、女性2例。原発部位は盲腸1例、上行結腸2例、横行結腸1例、下行結腸1例。初回手術時の病期はStage2 1例、Stage3a 3例、Stage4(P1) 1例(規約第7版)。播種再発の箇所は単発1例、多発4例、数は2~8個、播種再発の部位は腹壁直下3例、骨盤内2例。初回手術から播種巣切除までの期間は1年5ヶ月~2年11ヶ月、平均1年10ヶ月。手術は全例播種巣切除で他臓器合併切除は4例、合併切除臓器は小腸2例、横行結腸1例、S状結腸1例、直腸1例、尿管1例。手術時間は50分~278分で平均手術時間181分。出血量は5g~740gで平均出血量は312g。いずれも術後経過に特記すべき合併症は認めなかった。再発巣切除術後の転帰は無再発4例で術後3ヶ月~4年2ヶ月が経過している。再々発1例で再手術後5ヶ月で多発肺転移、傍大動脈リンパ節転移が判明した。全例生存中で、再手術後4年2ヶ月無再発の1例を除き、4例は現在も化学療法を継続中である。結語:結腸癌術後の腹膜播種再発に対しても切除可能であれば手術により長期生存ないし生命予後の改善が得られる可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:手術療法

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