演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

HER2陰性原発乳癌に対する術前化学療法FEC100 followed by Docetaxel100 の検討

演題番号 : P5-12

[筆頭演者]
重川 崇:1 
[共同演者]
大崎 昭彦:1、杉谷 郁子:1、島田 浩子:1、佐野 弘:1、廣川 詠子:1、上田 重人:1、松浦 一生:1、佐伯 俊昭:1

1:埼玉医大国際医療セ

 

【目的】原発乳癌に対する術前化学療法FEC100 followed by Docetaxel100 の安全性と有効性の評価を行うこと。【対象】07年6月から08年6月に当院で登録された腫瘍径が2cm以上で臨床病期II, III期のHER2陰性乳癌を対象とした。【方法】術前にFEC100(5-FU 500mg/m2+epirubicine 100mg/m2+cyclophosphamide 500mg/m2)を3週毎に4コース、その後docetaxel 100mg/m2を3週毎に4コース施行した後に手術を行った。【結果】11例が登録され解析可能であった。年齢中央値44(32-56)歳、臨床病期IIA/IIB/IIIA/IIIB/IIICがそれぞれ2/4/0/0/5例であった。FEC100は9例が4コース完遂した(FECの完遂率81.8%)。2例の中止理由はgrade3の悪心嘔吐と転倒による下顎骨骨折によるものであった。Docetaxel100は9例中6例が4コース完遂した(Docの完遂率66.7%)。3例の中止理由はアナフィラキシーと治療拒否(grade2の筋肉痛とgrade2の倦怠感)によるものであった。8コース完遂した6症例はいずれも臨床的効果はPR、組織学的効果はGrade2が2例、Grade1が4例であった。【結語】術前化学療法FEC100 followed by Docetaxel100は外来で安全に施行可能であったが8コース完遂率が低かった(FEC followed by Docの完遂率54.5%)。近年、悪心嘔吐に対する新規薬剤が使用可能となり、FEC100療法の完遂率上昇も期待し得る。HER2陰性乳癌の抗腫瘍効果をさらに向上しうるレジメン・投与法の検討が必要と考えられた。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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