演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

HER2陰性sinnkou 乳癌におけるBevacizumab、paclitaxelを使用した症例の検討

演題番号 : P5-6

[筆頭演者]
平田 宗嗣:1 
[共同演者]
喜島 祐子:1、中条 哲浩:1、有馬 豪男:1、新田 吉陽:1、江口 裕可:1、野元 優貴:1、吉中 平次:1、夏越 祥次:1

1:鹿児島大学大学院  腫瘍学講座 消化器・乳腺甲状腺外科学

 

Bevacizumabは、ヒト血管内皮増殖因子(VEGF)に対するモノクロナール抗体であり、腫瘍組織での血管新生を抑制し、腫瘍の増殖を阻害し抗腫瘍効果を発現する。日本でも平成23年9月に進行再発乳癌に対して追加承認された。当院において承認後経験した13例について有効性と安全性について検討を行った。対象:HER2陰性進行再発乳癌13例 方法:1、3週目にBevacizumabを10mg/m2、paclitaxel(PTX)を1週毎3週間90mg/m2投与、4週目は休薬としてこれを1クールとした。4クールごとに治療効果判定を行い、PDとなるまで投与した。結果:年齢の中央値46.3歳(27-67)、原発巣においてER陽性乳癌が、9例。治療レジメン0/1/2以上が5/4/4、投与コースの中央値が5.8か月(4-12)、治療効果は奏効率:53%(CR 1例、PR 6例、SD 2例、PD 4例)であった。主な有害事象は、白血球減少Grade3 3例、末梢神経障害 Grade2 1例、高血圧2例、鼻出血7例、Grade3の口腔粘膜炎が1例、前胸部再発巣からの出血1例であった。露出した部分が腫瘍脱落に伴い広範囲で、肋骨の露出を認めるほどに至り、出血を招いた。PTX減量例は、4例であり、その理由は好中球減少と重度の口内炎であった。結語:当院においてもPTX+ Bevacizumab療法を安全に使用することができた。腫瘍の露出を認める症例では、腫瘍からの出血に注意が必要であると考えられた。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

前へ戻る