演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

切除不能大腸がん肝転移 Conversion症例における画像診断の検討

演題番号 : P49-8

[筆頭演者]
高橋 威洋:1 
[共同演者]
識名 敦:2、深澤 智美:2、山本 順司:2、長谷 和生:2、市川 度:1

1:防衛医科大学校病院 腫瘍化学療法部、2:防衛医科大学校病院 外科

 

切除不能大腸がん肝転移に対して、いわゆるConversionの可能性が検討されてきた。画像診断で切除可能と判断し切除が実際に行われるまでの待機期間は行われた薬物療法により異なる。Cetuximab(Cmab)を併用したCELIM試験では、最終治療から4~6週以内に肝切除が行われている。しかし、最終治療からの待機期間中に肝転移の増大があるか否かの検討は行われていない。いわゆるConversion症例における待機期間中の肝転移の増大の有無を検討した。【対象と方法】切除不能大腸がん肝転移症例に対して、いわゆるConversionを目的にFOLFIRI+Cetuximab(Cmab)療法施行中の画像診断から切除不能と判断され、薬物療法を中止した待機期間中に画像診断をもう一度行った6例(結腸3例・直腸2例・重複1例、H2 3例・H3 3例、FOLFIRI投与回数 中央値5回(4-12回)、Cmab投与回数 13.5回(9-15回)を後方視的に検討した。肝転移巣の評価は最大5病変までとし、症例毎の長径の和から縮小率と増大率を算出した。【結果】切除可能と判断した画像診断では、6例中5例がPR相当の効果であり、治療開始前と比較して縮小率39%(22-45%)であった。最終治療から待機期間中の画像診断日までの日数の中央値は3週(1~6)週であった。切除可能と判断した画像と待機期間中の画像を比較したところ、6例中3例にPD相当の腫瘍の増大を認め、各々の腫瘍増大率は、121%、125%、182%であった。全23病変について各々みると、縮小7病変(30%)、不変2例(9%)、増大14%(61%)であった。【まとめ】いわゆるConversion症例で切除可能と判断された場合でも、待機期間中の画像診断を行うことが望ましい。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:分子標的治療

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