演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

Cetuximab+FOLFIRI療法後Cetuximab+CPT-11療法でCRが持続している切除不能大腸癌症例

演題番号 : P49-4

[筆頭演者]
関川 高志:1 
[共同演者]
野村 憲弘:1、佐藤 雅:1、佐久間 大:1、吉田 智彦:1、司馬 信一:1、久保 定徳:1、松川 正明:1

1:昭和大学附属豊洲病院 内科

 

 切除不能再発大腸癌に対してCetuximab治療継続でCRを維持している症例を経験したので報告する。 症例は51歳、男性。S状結腸癌で手術(stage IIIa)、その後UFT + LV加療していたが自己中断となった。半年後に便秘のため再受診しCTおよび下部内視鏡を施行し、前回切除部の口側に進行結腸癌を認め、CT上も多発肝転移を認めた。当院外科で再手術後、本人にインフォームドコンセントを行い化学療法の選択となった。EGFR陽性、KRAS遺伝子野生型であったためCetuximab + FOLFIRI療法を開始した。4コース後肝転移は消失し8コース後も肝転移を認めないためCRの判定となった。副作用はざ瘡様皮疹がG2であったが徐々に改善しG1程度で皮疹は沈着化している。しかしながら本人の親の介護事情のため抗癌剤の長時間持続加療が困難との理由により、本人と相談した結果Cetuximab + CPT-11療法へ変更となった。2013年3月末まで11コース施行してCR継続中である。副作用は爪囲炎がG2まで出現したが、ミノサイクリンの内服と外用薬でG1まで改善している。 切除不能進行大腸癌に対する化学療法のメンテナンス療法については確立したものはないが、今回の症例は結果的にメンテナンス療法となりCRが持続しているため、その後の経過も含めて報告する。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:分子標的治療

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