演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

Bevacizumab併用化学療法施行中に痔瘻を併発した進行大腸癌の3例

演題番号 : P48-22

[筆頭演者]
山本 康弘:1 
[共同演者]
岡村 幹郎:1、重原 健吾:1、八木 亜紀:1、古郡 茉里子:1

1:小林病院 外科

 

【はじめに】Bevacizumab (Bev) 併用化学療法は、進行・再発大腸癌治療に推奨されており大きな治療効果をもたらしている。その一方で、重篤な副作用もあり、そのうち瘻孔形成は0.3%と報告されている。今回我々は、Bevacizumab併用化学療法施行中に痔瘻(一例は直腸膣瘻も合併)を併発した3例を経験したので報告する。【症例1】65才男性、5年前、直腸癌多発肺転移のため術前FOLFOX4施行後、低位前方切除術施行。術後Bev+FOLFOX、UFT+LV、Bev+FOLFIRI、P-mab/ FOLFIRIで肛門痛出現、皮膚障害もあり、Bev倍量(10mg/kg) +FOLFIRIに変更、腫瘍は縮小したものの肛門痛悪化、痔瘻・肛門周囲膿瘍を来し手術(Seton)となった。 【症例2】70才男性、3ヶ月前、上行結腸肺肝転移でサブイレウスのため右結腸切術施行。術後Bev+mFOLFOX6施行で転移巣縮小するも内痔核、裂肛を来し肛門痛増強、Bev+mFOLFOX6を2クール施行後には裂肛の悪化および痔瘻のため手術(Seton)となった。【症例3】57才女性、7ヶ月前、直腸癌多発肺転移で低位前方切除術施行。術後Bev+mFOLFOX6で肛門痛出現、Bev休薬で軽快したため、再度Bev+mFOLFOX6を5クール施行した後、肛門痛強くなり排便困難となり入院、痔瘻および直腸膣瘻併発しており人工肛門造設となった。【結語】Bevacizumab併用化学療法は進行大腸癌に対して有効性の高い治療ではあるが、その副作用に関しては十分注意する必要がある。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:分子標的治療

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