演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

中国における高齢胃癌患者に対するTS1の臨床効果の検証

演題番号 : P47-1

[筆頭演者]
孫 冬生:1 
[共同演者]
永坂 岳司:2、王 刚:1、李 海洋:1、高 春燕:1、贾 鳯潔:1、劉 寕:1、邹 玉環:1、曹 立赢:1

1:中国唐山開滦総合病院 、2:日本岡大病消外

 

【目的】中国における高齢の進行再発胃癌患者に対するTS1の治療効果、有害事象および満足度を、同時期にmFOLFOX6にて加療を行われた患者を対照とし、比較検討を行った。【方法】2008年7月―2012年5月、中国唐山開滦総合病院にて化学療法を行った60歳以上の胃癌患者でTS1にて加療を受けた群(TS1グループ=63例)、 mFOLFOX6にて加療を受けた群(mFOLFOX6群=63例)をレトロスペクティブに解析を行った。 【結果】TS1グループの病勢制御率は88.9%で、mFOLFOX6群グループ病勢制御率の71.4%を上回っていた(P<0.05)。副作用について、主な副作用は肝機能障害、骨髄抑制、消化器症状であり、TS1グループではGrade3-4は8例(12.7%)認めたのに対し、mFOLFOX6群グループは15例(23.8%)と統計的有意差をもって、TS1グループの方が重篤な副作用発現の少ない傾向を認めた(P値 <0.05)。 満足度調査では、TS1グループの満足度が61.9%に対し、mFOLFOX6群グループが55.6%と統計学的有意差は認めなかった。【結論】中国における老齢胃癌患者では、TS1単独投与はmFOLFOX6に比較すると、病勢制御率に優れ、かつ、副作用発現率が低い傾向を認めた。利便性も考慮すれば、中国においても、TS1単独投与は高齢切除不能進行再発胃癌患者の標準治療となると考えられる。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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