演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

Siewert2型食道胃接合部腺癌29例の臨床病理学的検討

演題番号 : P46-8

[筆頭演者]
三好 永展:1 
[共同演者]
二宮 基樹:1、岡島 正純:1、大野 聡:1、塩崎 滋弘:1、濱田 円:1、小島 康知:1、松川 啓義:1、原野 雅生:1、金澤 卓:1、丁田 泰宏:1、佐藤 太祐:1

1:広島市立広島市民病院  外科

 

食道胃接合部癌はSiewert分類のType2-True cardia cancerに相当し、この部位に発生する腺癌は噴門腺領域に発生した癌と腹部食道のBarrett腺癌の鑑別が必要である。これらは胃癌とは病理学的に大きな違いがあることが報告されている。噴門部領域に発生する腺癌の特徴に(1)ほとんどが分化型癌で、未分化癌が極めて少ない、(2)分化型腺癌でも浸潤すると未分化型に移行しやすい、(3)免疫組織学的染色では胃型形質を有した癌が多い、(4)扁平上皮下浸潤を来たしやすい、といったことが挙げられる。また手術に関しては食道癌あるいは胃癌に準じた場合で切除範囲が異なり至適な郭清範囲に関しては不明な点が多い。そこで今回我々は2005年から2012年までに手術を施行した最大腫瘍径4cm以下のSiewert2型食道胃接合部腺癌29例を検討した。最大径、肉眼型、組織型、深達度、転移リンパ節などを解析した。深達度はM癌4例、SM癌17例、MP癌3例、SS癌5例であった。組織型は分化型が25例で、低分化型は4例であった。肉眼型ではSM癌は隆起型、陥凹型に差はなく、MP癌は隆起型、SS癌は3型腫瘍の形態を示した。これらの症例に根治術を施行し、その結果腫瘍径や断端距離の平均値を調査し、surgical stage、リンパ節転移陽性率などを解析した。これらの結果を示し、食道胃接合部癌に対する手術の戦略について考察を加える。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:手術療法

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