演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

CDDP+S1が有効であった胃癌の直腸壁転移の2例

演題番号 : P45-4

[筆頭演者]
落合 実:1 
[共同演者]
出口 真彰:1、那須 亨:1、寺澤 宏:1、山本 基:1、小林 康人:1

1:和歌山労災病院 外科

 

【症例1】68歳、女性。平成21年にスキルス胃癌にて胃全摘術を施行。未分化癌,non-solid type, pSS,ly1,v1,n0であった。平成24年10月胆管拡張を伴う肝障害が強くなり、直腸は全周性に肥厚し完全狭窄。膀胱壁も高度肥厚し頻尿となったため入院。人工肛門増設とPTCD挿入にて肝障害は改善。全身状態が比較的安定したため、CDDP(60mg/body)+ S1(80mg/body)を施行。2クール終了後胆汁の流出良好となり(胆管壁にも転移があったため)、頻尿も改善。直腸壁の進展も良好となり12月退院となる。平成25年5月現在加療中である。【症例2】69歳、女性。平成24年12月胃部不快感を認め近医受診。胃体上部の3型胃癌(sig)を認め、Virchow転移あり。下半身のリンパ浮腫あり。水腎症も認めたためステント留置後CDDP(80mg/body) +S1(100mg/body)を施行。浮腫も軽快した。その後の治療を本人希望せず。S1の服用中止し様子をみていると排尿・排便困難となる。腹部CTで膀胱および直腸壁の肥厚を認めたため、再度CDDP+S1施行。症状軽快し現在治療継続中である。胃癌の症状が出るぐらいの他臓器の壁在転移は稀である。今回直腸壁在転移および膀胱壁在転移を認め、CDDP+S1が有効であった2症例を経験したので報告する。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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