演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

食道原発非小細胞未分化癌の1例

演題番号 : P44-8

[筆頭演者]
尾崎 麻子:1 
[共同演者]
柴本 峰彩子:1、橋本 貴史:1、天野 高行:1、諌山 冬実:1、大内 一智:1、富田 夏実:1、岩沼 佳見:1、鶴丸 昌彦:2、梶山 美明:1

1:順天堂大学 上部消化管外科学、2:順天堂大学 がん治療センター

 

【はじめに】食道原発未分化癌の中でも非小細胞性未分化癌は非常に稀である.我々は食道非小細胞性未分化癌と診断し,術後6か月で転移性肝癌,転移性骨腫瘍を来した症例を経験したので報告する.【症例】58歳,男性.健診で施行された上部消化管造影検査で食道の異常を指摘され,上部消化管内視鏡検査施行.胸部下部食道癌の診断にて当科紹介となった.術前検査施行し,胸部下部食道癌(食道癌取扱い規約第10版補訂版)T1bN2M0cStage2の診断で右開胸開腹食道胃上部切除,3領域リンパ節廓清術施行した.病理組織所見にて一部に扁平上皮癌成分を認めるもののほとんどの領域では高度の異型核を有する多角形~紡錘形細胞が充実性に増殖しており,免疫染色結果とも併せて,食道非小細胞型未分化癌と診断した.術後6か月で施行した造影CT検査にて多発転移性肝癌と診断し,同時期に認めていた頸部痛に対し精査したところ頸椎転移を認めた.頸椎転移に対しては放射線照射施行,その後,食道扁平上皮癌に準じて,化学療法(DCF療法)施行し,現在は経過観察中である.【考察】食道原発未分化癌の中でも非小細胞型未分化癌は稀であり,集学的治療により長期生存している症例報告も認めるものの,一般的に予後は不良である.

キーワード

臓器別:食道

手法別:集学的治療

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