演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院における食道癌術後局所再発症例に対するSalvage化学放射線療法(CRT)の治療成績

演題番号 : P43-3

[筆頭演者]
今西 達也:1 
[共同演者]
中村 哲:1、山本 将士:1、金治 新悟:1、金光 聖哲:1、山下 公大:1、角 泰雄:1、鈴木 知志:1、田中 賢一:1、奥野 達哉:2、黒田 大介:3、掛地 吉弘:1

1:神戸大学 食道胃腸外科、2:神戸大学 消化器内科、3:三木市民病院外科

 

【目的】現在胸部食道癌に対する標準治療は、Stage Iでは手術単独、Stage II、III では5FU+CDDP(FP)での術前化学療法後の手術治療であるが、術後再発症例に対し根治性のあるSalvage治療は未だ明らかにはなっていない。そこで、当院において食道癌に対する根治的切除手術を施行したのち、局所リンパ節再発を来たした症例に対し化学放射線療法(Salvage CRT:FP-RT、80歳以上には5FU-RT)を行った患者群の治療成績の検討を行った。【方法】2000年1月より2012年5月まで、当院で食道癌手術を行った340症例のうち、放射線照射併用可能と考えられる限局型のリンパ節再発を来たしSalvage CRTを行った18症例(男性14例、女性4例)を対象とした。治療効果は、2012年12月末日までの画像評価と生存期間を中心に検討した。【結果】Salvage CRT開始時の年齢中央値62歳(51-81)、術前Stage毎の内訳はStageI/II/III/IVa 1/3/10/4例で、再発部位は(頚部・鎖骨上/縦隔/腹部)リンパ節=(5/8/5)例であった。今回検討した18症例中8例にCRを得ており、内6例はSalvage CRT終了後1年以上の長期無再発生存を得ていた。【結論】食道癌術後の再発症例は一般的に予後の厳しい患者群と考えられるが、今回の検討ではSalvage CRT後長期生存例も存在した。今後国内多施設を通じた検討による、食道癌術後再発症例に対する同療法の妥当性の解明が望まれる。

キーワード

臓器別:食道

手法別:集学的治療

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