演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

下咽頭・食道重複癌の検討

演題番号 : P43-2

[筆頭演者]
尾嶋 仁:1 
[共同演者]
佐野 彰彦:1、安藤 裕之:1、小川 敦:1、持田 泰:1、赤尾 敬彦:1、鈴木 政美:2

1:群馬県立がんセンター 消化器外科、2:群馬県立がんセンター 頭頚科

 

(はじめに)field carcinogenesisにより下咽頭癌の20-30%に食道癌を認める。今回、下咽頭癌、食道癌の重複癌の検討を行った。(対象と方法)群馬県立がんセンター頭頚科で2010年1月〜2012年12月まで診断、治療した下咽頭癌において、同時性、異時性食道癌を認めた症例を検討した。(結果)下咽頭癌68例中65例で上部内視鏡を施行でき、18例(27.7%)において食道癌を認めた。平均年齢66.4歳で全例男性である。同時性は12例、異時性は6例で、異時性は、全例食道癌術後の経過観察中に下咽頭癌を発見した。食道癌治療から下咽頭癌発見までの期間は平均8.1年(2.5年から19年)であった。同時性の食道癌治療は、下咽頭喉頭食道全摘(VATS-E):4例、CRT後食道salvage VATS-E:1例、CRT:4例、EMR:2例、APC焼灼:1例であった。同時性の咽頭癌治療は、咽頭喉頭全摘:4例、CRT+頸部郭清:4例、CRT:2例、部分切除:1例、EMR:1例であった。同時性で両病変が早期癌の割合は、5/12例(41.7%)に対して異時性は5/6例(83.3%)と高率であった。(まとめ)field carcinogenesisの概念により、咽頭癌・食道癌の治療後は長期間のsurveillanceが必要である。

キーワード

臓器別:食道

手法別:その他

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