演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

食道扁平上皮癌に対する新規温熱治療と免疫反応の検討 (第I相臨床試験)

演題番号 : P43-1

[筆頭演者]
阿久津 泰典:1 
[共同演者]
村上 健太郎:1、田村 裕:2、星野 敢:1、Wei Qin:1、磯崎 由佳:1、丸山 哲郎:1、菅波 晃子:2、赤沼 直毅:1、豊住 武司:1、Xin Hu:1、松原 久裕:1

1:千葉大学大学院医学研究院 先端応用外科、2:千葉大学大学院医学研究院 生命情報科学

 

[はじめに] 効率のよい抗腫瘍免疫を誘導するため,Abscopal Effect理論にもとづく温熱療法による免疫反応賦活効果について検討した.[プロトコール] 標準不応の食道扁平上皮癌に対し温熱治療機EHY2000を用いた単独温熱治療,1回150W,60分で週2回,4週(計8回)を1コースとした.治療範囲内外の病巣の抗腫瘍効果および末梢血中の免疫反応を測定した.[結果] 現在2例が登録されているが今回は3コースが終了した第1例目の抗腫瘍効果と免疫反応について報告する.症例は65歳女性,食道癌術後多発肺転移.治療部位は左上葉に存在する最大の肺転移とした.主腫瘍の抗腫瘍効果は治療前に対し1コース後3.7%増大,2コース後4.0%増大,3コース後15.3%増大であったがSDの範囲であった.治療範囲外の肺転移病巣は各コース後-4.7%,-3.4%,-1.2%と不変であった.インターフェロン-gは増加無し,IL-12は1.2(pg/ml)から3コース後1.8へやや増加,Th1/Th2バランスは治療前10.4から,各コース後増加し3コース後は19.0となった.Treg分画は変わらず.CTL分画は9.3%から各コース後11.8%,12.6%,11.1%と増加傾向であった.[まとめ] 新規温熱治療により腫瘍増殖抑制と免疫反応がみられた.今後も引き続き試験を進めてゆく.

キーワード

臓器別:食道

手法別:免疫療法

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