演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院のTrastuzumab併用NAC施行99例における臨床病理学的治療効果予測因子の検討

演題番号 : P40-11

[筆頭演者]
吉村 友里:1 
[共同演者]
梶原 友紀子:1、河内 麻里子:1、河野 美保:2、伊藤 充矢:1、大谷 彰一郎:1、阪田 安彦:3、開 浩一:3、檜垣 健二:1

1:広島市立広島市民病院 乳腺外科、2:広島市立広島市民病院 腫瘍内科、3:広島市立広島市民病院薬剤部

 

【はじめに】HER2陽性原発性乳癌患者のトラスツズマブ(HER)併用術前化学療法(NAC)において、病理学的完全奏功(pathological CR: pCR)率が36~60%と高いことが報告されている。ただしHER併用NACにおける効果予測因子に関してはluminal B(HER2+)タイプに比べてHER2タイプがpCR rateが有意に高い以外は明らかにはなっていない。【目的】当院のHER併用NACにおけるpCR症例とnon-pCR症例の違いに注目し臨床病理学的に効果予測因子を検討した。【対象】2004年10月から2012年12月まで、手術可能なHER2陽性原発性乳癌患者99例。治療レジメンはwPTX+HER followed by FECを中心に施行した。【方法】pCR症例とnon-pCR症例間での年齢・閉経状況・腫瘍径・リンパ節転移・ホルモン受容体感受性・脈管侵襲・Ki-67に関して統計学的手法を用いて効果予測因子を検討した【結果】pCR症例:52例(53%)・non-pCR症例:47例(47%)だった。pCR症例は高年齢で有意差を認めた(p=0.0222)。脈管浸潤陰性(p=0.069)、Ki67高値[30%以上](p=0.059)も傾向を認めた。術後再発は10例に認め(9.7%)、pCR症例:5例(9.6%)・non-pCR症例:5例(10.6%)であり有意差を認めなかった。【結語】高年齢であることがHER併用NACの効果予測因子である可能性を示唆できた。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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