演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

京都大学関連乳腺グループにおけるバイオバンクの構築と運用

演題番号 : P40-10

[筆頭演者]
川口 展子:1 
[共同演者]
川島 雅央:1、高田 正泰:1、上野 貴之:1、鈴木 栄治:1、露木 茂:2、山神 和彦:3、新蔵 信彦:4、眞島 奨:9、森口 喜生:5、田中 満:10、山内 清明:6、岡村 隆仁:7、稲本 俊:8、戸井 雅和:1

1:京都大院医外科学講座乳腺外科学分野、2:大阪赤十字病院乳腺外科、3:神鋼会神鋼病院乳腺科、4:今井会足立病院京都ブレストセンター沢井記念乳腺クリニック、5:京都市立病院乳腺外科、6:田附興風会医学研究所北野病院乳腺外科、7:大和高田市立病院外科、8:天理医療大医療学部、9:奈良社会保険病院外科、10:国家公務員共済組合連合会枚方公済病院外科

 

よりよい個別化治療を目指すため、基礎から臨床をつなぐトランスレーショナルリサーチの重要性が増している。そのため、日本でもいくつかのバイオバンクが設立されているが、質の高い臨床情報と生体試料を併せ持つ多施設の大規模コホートがなく、研究の基盤を固めることが急務である。以前より京大関連乳腺グループではBreast Oncology Research Network (BORN)を立ち上げ、乳がんに特化して京大及び関連病院から多数の臨床病理学的情報等を集積、それらを用いた臨床研究を展開すべく活動してきた。2011年4月よりBORNに収集した臨床情報に付随して生物試料を集積するBio-Bank(BBB)を構築し、これを基盤にする臨床腫瘍学的研究を進めている。今回われわれは参加施設を対象に、医師・検査部・病理部のバイオバンクに対する意識や設備に関してアンケート調査を行った。また1年間の試験運用ののち、再度アンケート調査を行った。多施設で臨床情報・生物試料の集積するバイオバンクを運営する際の問題点を明確にすることができたので報告する。アンケート調査は54施設に送付し29施設より回答を得た。バイオバンクやそれを用いた研究に対する理解、興味、協力は情報交換を行うことで得られることがわかったが、各施設内における部署間の協力、臨床現場でのマンパワーの不足(説明同意や臨床情報の入力)などが問題となることが浮き彫りとなった。今後はこれらを改善する方法を模索しつつ、研究実績をあげてゆきたいと考えている。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:トランスレーショナルリサーチ

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