演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

3D CT- lymphography を用いた色素法SLN生検にて転移陰性症例における腋窩再発の検討

演題番号 : P40-7

[筆頭演者]
山本 滋:1 
[共同演者]
井上 由佳:1、北原 正博:1、兼清 信介:1、徳光 幸生:1、前田 訓子:1、吉村 清:1、岡 正朗:1

1:山口大学大学院 医学系研究科

 

(はじめに)我々が考案した3D-CT lymphography (3D-CTLG)は、術前に乳癌腫瘤より発するリンパ管走行を明瞭に描出・3次元(3D)可視化し、真のセンチネルリンパ節(SLN)の位置、個数、大きさを画像評価できる画期的な方法(N0症例SLN描出率99%)であり、SLN生検における同定率(99.8%)も高い。(方法)術前N0と判断した症例に、3D-CTLG を用いた色素法SLN生検を施行した。SLNの術中迅速病理検査は2mmスライスのH.E.染色で判定した。SLNに転移を認めず、腋窩廓清省略した症例のうち、腋窩リンパ節再発を来した症例を検討した。(結果)SLN生検 488例中、SLN転移陰性で腋窩廓清省略した症例は416例であった。このうち腋窩リンパ節再発は4例(0.9%)に認められた(観察期間中央値4.8年)。再発例の初回手術時年齢は26-56歳、腋窩リンパ節単独再発が3例、腋窩リンパ節再発+遠隔再発(骨、肺、肝)が1例で、腋窩リンパ節再発までの期間は、1年11か月-3年6か月であった。サブタイプ分類と施行した術後補助療法はluminal B (HER-2陽性)タイプ, LHRHa+TAM: 1例、HER-2タイプ,FEC+ Herceptin: 1例、HER-2タイプ,EC+ Herceptin: 1例、トリプルネガティブタイプ,CMF:1例であった。遠隔再発を伴った1例(トリプルネガティブタイプ)を除き、3例に腋窩廓清を施行し、転移腋窩リンパ節個数は、それぞれ1,9,13個であり、多数の転移を認めることが多かった。腋窩リンパ節再発4例中2例が生存中である。(まとめ)3D CT-LGを用いた色素法SLN生検で転移陰性症例では、腋窩廓清省略は妥当と考えられた。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:手術療法

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