演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院で経験したInvasive micro-papillary carcinoma の検討

演題番号 : P4-9

[筆頭演者]
長島 沙樹:1 
[共同演者]
櫻井 健一:1、鈴木 周平:1、榎本 克久:1、谷 眞弓:1、天野 定雄:1、越永 従道:1

1:日本大学医学部 乳腺内分泌外科

 

背景:Invasive micropapillary carcinoma(以下IMP)は第17版乳癌取り扱い規約の特殊型に分類され、全乳癌の1.7-6%を占める.高頻度にリンパ節転移や遠隔転移を示し、再発例も多く予後の悪い組織型とされる.目的:IMPの頻度・病態・予後について検討を行う. 対象:2007年1月から2012年12月までに当科で乳癌の手術を行った1404例中、最終病理診断結果がIMPであった10例を対象とした.方法:予後を含めた臨床病理学的検討を行った.結果:IMPの頻度は0.7%、手術時の平均年齢は65.1歳(25-87歳)であった.術式は部分切除が5例、胸筋温存乳房切除が5例で、全例断端陰性であった.病期はstage1が5例、2が4例、3が1例であった.平均腫瘍径は18.3mm (10-40mm)であった.リンパ節転移は4例で認めた.ホルモン受容体はERは全例、PgRは9例と高率に陽性だった.HER-2は1例で陽性だった.術前化学療法は2例、術後は4例に行われ、病期が進んでいなくても組織型を踏まえ化学療法が選択されていた.2年以内の手術症例が大多数だったこともあり、全例、転移や再発は認めず定期通院をしていた.結語:当科で経験したIMPについて報告した.今後も症例数を積み重ね治療方針の確立が望まれる.

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:病理

前へ戻る