演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

原発および再発乳癌組織における癌関連抗原の発現性についての検討

演題番号 : P4-7

[筆頭演者]
高橋 龍司:1 
[共同演者]
唐 宇飛:1、竹中 美貴:1、河原 明彦:2、鹿毛 政義:2、白水 和雄:1、伊東 恭悟:3、笹田 哲朗:3

1:久留米大学医学部 外科学講座、2:久留米大学医学部 病理学講座、3:久留米大学医学部 免疫・免疫治療学講座

 

薬剤抵抗性を示した進行再発乳癌を対象とし,我々はHLA-IA分子と血漿中ペプチド抗体価に準じて31種の癌関連抗原からワクチンを選ぶテーラメイドがんワクチン療法を実施している.今回我々は投与ペプチドの母抗原である15種の癌関連抗原の乳癌組織での発現性を検討した.
当施設にて外科的切除を行った原発乳癌10例・再発乳癌10例を検討し,がんワクチン投与例2例も検討した.厚さ4μMのパラフィン切片を作成し,ABC法にて免疫抗体染色を行った.15種の癌関連抗原:Cyclophilin B,ppMAPkkk,WHSC2,HNPRL,UBE2V,SART3,SART2,EGFR,EZH2,PTHrP,Lck,PSA,PSMA,PAP,MRP3.
15抗原中10抗原は原発・再発乳癌にて高い発現がみられ,前立腺関連抗原の3種類,MRP3,Lckは発現を認めなかった.しかし,Lck陰性例にてペプチドレベルで相同性を示すLynとSrcの一部発現を認めた.EGFRは原発乳癌5例,再発乳癌3例にて発現がみられた.がんワクチン投与例では癌細胞膜にEGFR強発現を認め,単発肺転移を切除しえた再発乳癌ではリンパ球浸潤を認めた.
再発乳癌にてEGFRの発現率低下が示唆された以外は,検討したすべての癌関連抗原は原発・再発乳癌組織にて同様の発現性を示した.

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:病理

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