演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

Triple negative 乳癌45例の臨床病理学的背景と治療成績

演題番号 : P4-4

[筆頭演者]
高山 伸:1 
[共同演者]
小倉 正治:1、河又 寛:1、藤崎 洋人:1、浅原 史卓:1、原田 裕久:1、佐藤 道夫:1、松井 淳一:1、安藤 暢敏:1

1:東京歯科大市川総合病 外科

 

[目的]Triple negative(TN) 乳癌は、他のサブタイプと比較して予後不良である。しかし、近年の薬物療法の進歩により、TN乳癌の治療成績の改善が期待されている。この5年間のTN乳癌の臨床病理学的背景と治療成績について検討した。[対象]2008年6月から2012年12月までに当院で根治術を施行した原発性乳癌患者371例中、男性乳癌2例、非浸潤癌43例、サブタイプ未検11例を除く315例。[方法]ホルモン受容体(HR)陽性/HER2蛋白(HER2)陰性をLuminal A群(210例、66.7%)、HR陽性/HER2陽性をLuminal B群(39例、12.4%)、HR陰性/HER2陽性をHER2群(21例、6.7%)、HR陰性/HER2陰性をTN群(45例、14.3%)とし、サブタイプを含めた臨床病理学的背景(年齢、閉経状況、腫瘍径(pT)、リンパ節転移(pN)など)と再発の関連について検討した。[結果]観察期間は中央値830日。TN群45例中6例(13.3%)、Luminal A群210例中4例(1.9%)、Luminal B群39例中2例(5.1%)、HER2群21例中2例(9.5%)に再発を認め、TN群は他のサブタイプ全体と比較して有意に予後不良であった(p=0.004)。また、多変量解析では、年齢、閉経状況、pT、pN、サブタイプのうち、pN(+)とTN群が有意に再発と関連していた。[まとめ]依然としてTN乳癌は予後不良であり、早期発見早期治療の実践の他、新たな治療戦略の確立が必要である。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:バイオマーカー

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