演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院における乳癌の肺への単独転移例の検討

演題番号 : P4-1

[筆頭演者]
山上 良:1 

1:大船中央病乳腺セ

 

【はじめに】乳癌の肺転移は術後の経過観察中に肺の孤立性病変としてとらえられることも多く原発性肺癌などとの鑑別が必要となる.そこで,VATSなどによる確定診断を行うことも多い.肺転移の切除例では予後の改善も報告されており,今回,単独肺転移症例に関して検討してみた.【方法】1983年から2013年までに当院を受診した臨床病期1~3期の患者4322例(うちLMP:75.0%)を対象とした。平均年齢51.6歳, 観察中央値は80.3ヶ月であった.臨床病期:1期:31.0%,2期:58.7.%,3期:9.8%,であった.遠隔転移例は,全部で951例(22.0%)であった.【結果】単独の遠隔転移例は,脳転移:10例,骨転移:130例,肺転移:78例,肝転移:39例であった.肺単独転移例は肺転移発症からのOSは,2年で60.9%,5年以内で41.4%という結果であった.また,初期治療から発症までの期間は,2年以内の症例が41.4%,10年以上の経過で発症した症例は1.3%存在した.2012年には乳癌肺転移のうち2例に対して,VASTが行われた.2例とも肺転移切除後の経過は良好である.【結語】乳癌の孤立性肺転移症例は手術により長期生存が得られる可能性が高く,積極的な切除がよいと考えられた.合わせて切除後の補助療法も今後検討が必要と思われた.

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:その他

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