演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

下咽頭癌再発症例の臨床的検討

演題番号 : P38-1

[筆頭演者]
安松 隆治:1 
[共同演者]
中島 寅彦:1、藤 賢史:1、小宗 静男:1

1:九州大 耳鼻咽喉科

 

(はじめに)下咽頭癌は頭頸部癌の中で最も予後不良な疾患のひとつである。今回我々は一次根治治療後に再発を来たした下咽頭癌症例についてその再発様式、治療法、予後について解析を行った。(対象)2002年1月より2010年12月までに一次治療を行った下咽頭癌症例は193例であった。そのうち根治治療を完遂し、その後再発を来たした49例(男性46例、女性3例)を対象とした。年齢は45才~82才(平均65才)であった。(結果)再発までの期間は2~61ヶ月(中央値13ヶ月)であり、再発様式としてT再発18例、N再発7例、M再発24例(肺、肝、骨、皮膚)であった。このうち救済可能であったのは22例(45%)でありT再発16例(89%)、N再発2例(29%)、M再発4例(19%)であった。救済可能であった症例には外科的治療を行っていた。再発に対する治療終了時点からの1年、3年疾患特異的生存率はそれぞれ救済群96%、79%、非救済群19%、0%であり、救済群で有意に高い結果であった。(結論)救済治療が可能であった症例の予後は良好であることから、治療終了後の経過観察は重要であり、M再発症例であっても救済手術が可能であれば積極的に検討することが生存率向上に寄与する可能性があると考えられた。

キーワード

臓器別:頭頸部

手法別:集学的治療

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