演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当科における腹膜癌症例の検討

演題番号 : P35-3

[筆頭演者]
多賀 茂樹:1 
[共同演者]
原賀 順子:1、澤田 麻里:1、永井 あや:1、山本 暖:1、早瀬 良二:1

1:福山医療センター 産婦人科

 

【目的】原発性腹膜癌症例の治療内容を検討する【方法】2004年から2012年までに当科にて原発性腹膜癌の診断で治療を行った9例(平均68.9歳)を対象として症状,臨床進行期,腫瘍マーカーの値,細胞診の結果,転移部位,治療方法,術式,手術完遂度,治療成績について検討を行った。【成績】初発症状は腹部膨満・腹痛や食欲不振・全身倦怠感食などであり,不正出血の1例以外の8例は最初に内科を受診していた。1例は最初癌性胸膜炎と診断されていた。当科受診までに8例が腹水を指摘されており,うち5例は腹水穿刺を行い腺癌細胞が検出されていた。臨床進行期分類では3期が8例, 4期が1例であった。腫瘍マーカーの値はCA125が156-4618.5(平均1847U/ml)と9例全例で高値を示した。CA19-9は9例中2例で高値,CEAは7例で測定したがいずれも正常値であった。頸部細胞診は6例中2例が悪性疑い,内膜細胞診は4例中3例が悪性で1例が悪性疑いであった。治療開始時の転移部位は,1例が癌性胸膜炎で8例が腹腔内転移であった。治療方法は,1例は最初にneo adjuvant chemotherapy(NAC)を行った後に手術を行った。1例は最初に手術を行った。残りの7例については試験開腹術を行った後にNACを行った。これらの7例のうち1例はNACの効果がなく,interval debulking surgery(IDS)に至らなかった。1例は転院となった。IDSを行った5例のうち4例において病変が完全摘出され,1例がoptimal(2cm未満)であった。術後化学療法はTC療法を8例に, DC療法を1例に行った。治療成績は,転院した1例以外の8例で,無病生存2例,原病死3例,有病生存3例であった。7例の手術例で完遂度別では,sub-optimal 1例が死亡,Optimal 非完全2例が死亡および担癌生存。完全手術4例中2例が無病生存,1例死亡,1例担癌病生存であった。【結論】9例中無病生存例はNAC後に完全手術を行った4例中の2例のみであった。

キーワード

臓器別:その他

手法別:手術療法

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