演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

CK20+/CDX-2+の原発不明癌に対する5FUベースレジメンの反応性

演題番号 : P35-1

[筆頭演者]
坂口 春奈:1 
[共同演者]
小田 裕靖:1、山下 芳樹:1、野村 英毅:2、田丸 智巳:1、石原 幹也:1、菅原 由美子:1、澤木 昭彦:1、水野 聡朗:1、影山 慎一:1、片山 直之:1

1:三重大学医学部付属病院 腫瘍内科、2:遠山病院

 

背景 原発不明癌のうち、特定の治療法を有さない予後不良群においては、実地臨床においてタキサン+プラチナ併用療法が実施されることが多い。近年、免疫染色や遺伝子プロファイルから原発巣を推定して、治療を選択するアプローチも報告されている。発症頻度は少ないとされているが、CK20+/CDX-2+の腺癌においては、大腸癌に準じた治療により良好な反応が得られたとする報告がある。対象と方法 2010年から2013年まで、当科において原発不明癌と診断された32例のうち、(1)特定の治療法のない予後不良群(2)腺癌(3)免疫染色にてCK20+/CDX-2+と判定、これらの規準を満たす3例を対象として、治療レジメン、臨床経過を後方視的に検討した。結果 症例1:67歳、女性。転移部位は腹膜。前医では初回治療としてパクリタキセル+カルボプラチンが3コース実施されるもPD。当科で2次治療としてFOLFOX6を実施し、治療効果はSD。計10コースまで実施。症例2:64歳、男性。転移部位はリンパ節、骨、骨盤内腫瘍。初回治療としてFOLFIRIを実施し、治療効果はPR。計13コース実施。症例3:56歳、女性。転移部位は骨のみ。初回治療としてXELOXを2コース実施後、腫瘍マーカーが著減し疼痛緩和も得られた。考察 CK20+/CDX-2+の原発不明癌に対しては、大腸癌に準じた治療レジメンで反応が得られる可能性が高い。免疫染色による原発巣の推定とそれに基づく治療レジメンの選択について、若干の文献的考察を交えて報告する。

キーワード

臓器別:その他

手法別:化学療法

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