演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院におけるパゾパニブの使用経験

演題番号 : P30-8

[筆頭演者]
元木 崇之:1 
[共同演者]
松岡 順治:2、岩本 高行:1、藤原 俊義:1

1:岡山大病 消化器外科、2:岡山大病 緩和支持医療科

 

悪性軟部腫瘍の再発については、現在使用できる有効な薬物療法も少なく、治療に難渋する症例が多い。2012年9月本邦にてパゾパニブ塩酸塩が悪性軟部腫瘍の再発に対し承認され、使用可能となった。当院にて経験したパゾパニブ使用症例について報告する。症例は男性1名、女性4名の計5例であった。年齢は38歳~62歳(平均47.8歳)、原発部位は子宮2名、後腹膜2名、不明1名であった。組織型としては平滑筋肉腫4名、MFH1名であった。前治療としては全例にgemcitabine+docetaxel併用療法を行い、2例にdoxorubicin+ifosfamide併用療法、dacarbazine療法、eribulin療法(臨床試験)を行っていた。転移巣としては、肺4例、骨2例、肝2例、筋肉内2例、腹腔内1例、リンパ節2例、脳転移1例であった。有害事象としては1例にGrade4の肝障害を認め、一旦休薬後、肝庇護剤の内服併用の上、内服再開が可能であった。他にGrade2の味覚障害を2例、grade1~2の全身倦怠感を認めた。効果判定としてはPD3例、SD2例であった。PDとなった症例のうち2例はBSC、1例は同治療の継続を行った。SDの2例は、同治療の継続を行っている。PD症例での本症例の継続については、有効と思われる他療法がなく、また患者の希望も強いため継続を行っている。当院においては本治療の投与症例数も少なく、また投与期間も短期であるため、今後の症例数の増加、経過観察期間の延長が必要である。

キーワード

臓器別:骨軟部

手法別:分子標的治療

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