演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

悪性軟部肉腫に対し、パゾパニブを使用した化学放射線療法を施行した4例の検討

演題番号 : P30-4

[筆頭演者]
深谷 真史:1 

1:亀田総合病院 腫瘍内科

 

Pazopanib(Paz)は血管内皮細胞増殖因子受容体(VEGFR)、血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)、 幹細胞因子受容体(c-Kit)を主な標的とするマルチキナーゼ阻害作用薬であり、我が国でも2012年12月に悪性軟部肉腫に対し承認された。当院において、その他の治療に反応しない、生命の危機及び重篤な症状を来している局所病変を持つ転移性悪性軟部肉腫4例に対し放射線治療(RT)とPazの併用を施行した。今回効果と毒性について報告する。症例は48歳-78歳、男1、女3、孤立性繊維性腫瘍1例、平滑筋肉腫3例。観察期間中央値は89.5日。Pazの投与量は3例が400mg、1例は200mg。照射部位と線量はそれぞれ1.右肺門部(48Gy/20fr)、2.脊椎T12-L3(39Gy/13fr)、3.左肺~縦隔~右肺尖部(40Gy/20fr)4,骨盤内腫瘍(45Gy/25fr)であった。有害事象は、G1倦怠感2例、G2 倦怠感2例、G2嘔気1例、G2 食思不振2例、G1嘔吐2例、G1血小板減少1例で、G3/G4の有害事象は認めなかった。1例は血尿出現の為にPaz2日間休薬したがRTは継続した。その他の症例は減量・休薬は不要であった。治療経過は2例SD、2例は治療部位についてはPRであった。

キーワード

臓器別:骨軟部

手法別:分子標的治療

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