演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

75歳以上の後期高齢者における原発性悪性骨軟部腫瘍症例の検討

演題番号 : P30-2

[筆頭演者]
岩井 正:1 
[共同演者]
星 学:1、高田 潤:1、大戎 直人:1、中村 博亮:1

1:大阪市立大学医学部付属病院 整形外科

 

高齢化社会を反映し、高齢発症の悪性骨軟部腫瘍患者は増加しつつある。高齢発症の場合、身体・生理機能の低下により、その全身状態に応じた治療選択が必要である。今回、75歳以上の後期高齢者における原発性悪性骨軟部腫瘍症例の治療選択について検討した。対象は、2007年1月から2012年11月の期間において当院で手術加療を施行した75歳以上の後期高齢者における原発性悪性骨軟部腫瘍23例である。平均年齢は79.5歳であった。平均観察期間は33ヵ月であった。組織型、発生部位、合併症、予後について検討した。組織型は、脂肪肉腫、平滑筋肉腫、MFH・骨肉腫・軟骨肉腫・粘液線維肉腫、形質細胞腫であった。発生部位は、大腿が12例、体幹部が5例、上肢が3例、下腿が3例であった。合併症は、多重癌が5例、重度認知症が1例、心血管系10例、脳神経系2例で認められた。1年生存率は87.0%であった。化学療法を施行した症例は1例であった。75歳以上の後期高齢者は、腫瘍そのもの以外においても、さまざまな合併症を有しており、治療の選択に難渋することが多い。今回の結果から、後期高齢者であっても比較的長期の予後が期待できる。合併症が比較的多くても、全身状態が許せば積極的な治療を考慮すべきである。

キーワード

臓器別:骨軟部

手法別:その他

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