演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

髄液中CEA(carcinoembryonic antigen)が病勢を反映した乳癌原発癌性髄膜炎の1例

演題番号 : P3-15

[筆頭演者]
藤澤 孝夫:1 
[共同演者]
尾崎 由記範:1、小山 隆文:1、長野 雅史:1、中村 能章:1、成田 健太郎:1、深谷 真史:1、柳原 武史:1、湯川 裕子:1、重松 康之:1、長谷川 依子:1、平松 綾子:1、藤本 祐未:1、大山 優:1

1:亀田総合病院 腫瘍内科

 

乳癌(triple negative)再発による癌性髄膜炎に対し髄注療法を施行し、髄液中腫瘍マーカー(CEA; Carcinoembryonic Antigen)が臨床症状・細胞診を反映して正常化した症例について報告する。症例:59歳女性、右乳癌ER(-)、PgR(-)、HER2(-)、stageIIAにて乳房全摘術+補助化学療法施行。9ヵ月後に頭痛を発症し入院となった。髄膜刺激徴候・頭痛、失調歩行ありPS3であった。髄液細胞診および脳MRIにて癌性髄膜炎と診断し、MTX(Methotrexate)髄腔内投与を開始した。Ommayaリザーバーを留置し、週2~3回のMTX髄注を継続したところ、3週間後には症状は消失しPS1に改善。髄液細胞診の陰性化を認めた。治療開始前の髄液中の腫瘍マーカーCEAは12.4と高値であったが、治療に伴い低下傾向となり3週間後には感度以下(0.5以下)に正常化した。MTX髄注を継続し、全身化学療法としてCapecitabine投与を開始した。その後経過良好であったが、発症から7ヵ月時点で脳転移再発を認めた。髄液中CEAが乳癌原発癌性髄膜炎の病勢を反映した症例を経験したので報告した。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:診断

前へ戻る