演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

パクリタキセル、ベバシヅマブ併用療法が奏功した再発乳癌の2症例

演題番号 : P3-7

[筆頭演者]
多田 耕輔:1 

1:綜合病院社会保険徳山中央病院 外科

 

症例1は63才女性。2010年4月に左C領域の乳腺腫瘤にて当院受診した。32ミリの腫瘤と腋窩リンパ節の腫大が認められ、針生検にて浸潤性乳管癌、T4b、N2、M0、stage3B、triple negtiveであることが判明し、NACとしてEC療法を4回施行し、Bt+Axを施行した。術後補助療法としてPTX療法を施行し経過観察を行っていたが2011年9月、PET検査にて左鎖骨下リンパ節転移再発が判明しXC療法、Eribulin療法を施行するもPDとなり、2012年8月よりPTX/Bev療法を開始した。5コース施行後にPET-CTを施行し、CRを確認した。症例2は64歳女性。2007年7月、左C領域の乳癌に対しBt+Axを施行した。T2、N1、M0、stage2B、 Luminal B typeであった。術後補助療法としてEC、DTX療法を行ったが2009年4月胸骨、腰椎および皮膚転移が出現、XC、Eribulin療法を施行したが多発性肝転移が出現しPDとなり2012年9月よりPTX/Bev療法を開始した。2013年1月にPET-CTを施行し胸骨、胸腰椎への集積・転移は消失し肝S6に集積が残存するのみとなりPRと判断した。現在、症例1はgrade2の顔面の頬部皮膚発赤が認められ、PTX/Bev療法を中止しているが、症例2は治療継続中である。転移性乳癌に対するPTX/Bev療法は海外での報告が散見されるが本邦での報告はまだ少数である。今回再発乳癌に対し3次治療としてPTX/Bev療法を施行し奏功が得られた2症例を経験したので文献的考察を加え報告する。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

前へ戻る