演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当科における前立腺全摘術の膀胱尿道吻合の方法と術後尿失禁に関する検討

演題番号 : P28-7

[筆頭演者]
篠原 雅岳:1 

1:奈良県立医科大

 

【目的】前立腺癌に対する根治的前立腺摘除術後の尿失禁は,吻合部狭窄や性機能障害とともに手術療法の問題点の1つである.前立腺全摘術時の膀胱尿道新吻合の補強のため、尿道後面にanchorとして運針を加えることで,術後吻合不全や術後尿失禁の改善を認めるかどうか検討した.【対象と方法】2009年10月から現在までに前立腺癌に対して当院で前立腺全摘除術を施行した62例を対象とし,膀胱尿道新吻合をanchor+(6針+後面補強2針)とanchor-(8針)の2群に分け,術後の膀胱造影で吻合部leakage有無を評価し,1日の使用パッド枚数で尿失禁の改善率を評価した.【結果】anchor+群で6.5%,anchor-群で16.1%に術後吻合部leakageを認めた.(p=0.229)また、2群間で比較すると、術後1ヵ月から6ヵ月でanchor+群で有意に尿失禁が改善しており(p=0.012)、6ヵ月をすぎると2群間での改善率は有意差を認めなかった。(p=0.451)【考察】膀胱尿道吻合部後面の補強により術後早期に尿失禁が改善できる可能性が示唆された.今後も引き続き症例を増やし,検討を行っていく予定である.

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:手術療法

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