演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

針型細径鉗子を用いた単孔式前立腺全摘術の工夫

演題番号 : P28-5

[筆頭演者]
秋田 英俊:1 
[共同演者]
中根 明宏:1、小林 隆宏:1、山田 健二:1、岡村 武彦:1、郡 健二郎:2

1:安城更生病院 泌尿器科、2:名古屋市立大学大学院医学研究科 腎・泌尿器分野

 

【緒言】単孔式手術(LESS)によるradical prostatectomy(RP)は難易度が高く、報告は少ない。selective caseのみを適応とした報告である。我々は補助port(12mm)を追加し、2-port laparoendoscopic RP(2-port RP)を考案し、通常手術として施行し、従来の5-port laparoscopic RP (LRP) との比較検討にて遜色のない成績であることを報告してきた。今回は、補助ポートとして、エンドリリーフ(2mm 針型補助鉗子)を用い、LESS-RPを施行したので報告する。【対象】2012年8月からLESS-RPを施行した16症例。PSA6.23(4.38-15.00)、Gleason score 6以下/7/8以上それぞれ4/9/3例を対象とした。【方法】multichannel-portとしてEZ ACCESS、ラッププロテクターを用い、同部分に5mm EZトロッカーを3本挿入した。左下腹部に補助鉗子として2mm針型鉗子を留置した。DVC(dorsal vein complex)の運針は右手にてmultichannel-portより行った。膀胱頚部処理時、前立腺の挙上は、金属曲ブジーを用い前立腺を腹側へ保持した。尿道膀胱吻合は両端針を用い8-10針の連続縫合を行った。6時および12時方向での運針はエンドリリーフまたはオートノミーを用いて行った。【結果】開腹移行および追加ポートや通常のLRPへの移行はなかった。手術時間233 (194-396)分、、出血量(尿含む) 345 (108-758) ml、前立腺重量43 (21-80)g、尿道カテーテル留置期間4 (3-8)日であった。片側神経温存は1例(6.25%)で施行された。リンパ節郭清は15例(93.75%)で施行された。合併症症例はなかった。【考察】エンドリリーフを用いることによりLESS用の屈曲鉗子を必要とせず、LESS-RPが可能であった。LESS-RPは低侵襲であり、整容性にも優れており、また合併症症例もなく、安全に施行できた。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:手術療法

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