演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

前立腺全摘除術後における内分泌環境の検討

演題番号 : P28-1

[筆頭演者]
並木 俊一:1 
[共同演者]
海法 康裕:1、齋藤 英郎:1、山田 成幸:1、三塚 浩二:1、伊藤 明宏:1、中川 晴夫:1、荒井 陽一:1

1:東北大学大学院医学系研究科  泌尿器科学分野

 

【背景】前立腺全摘除術が血清総テストステロン(TT)および黄体形成ホルモン(LH)に及ぼす影響について検討した。【対象と方法】対象は2012年2月~2013年4月までに前立腺癌と診断され前立腺全摘除術を施行した未治療前立腺患者75例。TT及びLH値が測定は治療前および治療後3か月目に施行した。【結果】平均年齢は64歳(49-74歳)、平均PSA値は7.76 ng/ml(2.2-26.4)、BMIは23.8 kg/m2(17-32)であった。術式は開腹恥骨後式前立腺全摘除術が26例、ロボット補助下前立腺全摘除術が49例だった。平均TTは425±144 ng/dL(154-816)、平均LHは4.26±1.85 mIU/ml (1.85-9.36)であった。BMIでは普通群に比較して肥満群では有意にTTが低値だった。TT及びLHにおいて年齢、PSAで有意差を認めなかった。Gleason score(GS)が高い群(GS=8,9)はGSが低い群(GS=6)よりLHが低値だった(pŐ0.01)。術前および術後3か月の比較では総テストステロン値では有意差を認めなかったが(440ng/dl vs. 447ng/dl)、LH値は術後3か月後に有意に上昇を認めた(4.20 mIU/ml vs. 5.22 mIU/ml, pŐ0.0001)。【結語】前立腺摘除術は視床下部―下垂体機能に影響を与えることが示唆された。一方TTには影響を与えなかった。

キーワード

臓器別:内分泌

手法別:手術療法

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