演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院におけるアキシチニブの使用経験

演題番号 : P25-6

[筆頭演者]
小野田 充敬:1 
[共同演者]
小原 航:1、岩崎 一洋:1、常盤 傑:1、藤岡 知昭:1

1:岩手医科大 泌尿器科学講座

 

【背景】アキシチニブはVEGFR-1,2,3の選択的な経口阻害薬であり、本邦でも転移性腎細胞癌に対する有効性が期待されている。【目的】保険適応後にアキシチニブを使用した症例について後ろ向きに検討する。【方法】当科で2012年6月以降にアキシチニブを使用した10例について検討した。【結果】年齢の中央値は68歳(61-76歳)、男女比6:4、腎摘施行は6例、淡明細胞型が8例、MSKCCリスク分類はintermediate 6例、poor 4例であった。治療順として4例はセカンドライン、6例はサードライン以降で使用した。現時点(2013年2月)での平均投与期間は54日(6-134日)、平均全生存期間は864日(101-3535日)である。PRを2例(気管支内腫瘍、腎)で認めたが、2カ月以内の早期中止が4例あり、3例はpoor riskでPDとなり、1例は腹痛による有害事象で中止となった。高血圧や嗄声の頻度が高いが、現時点では有害事象による中止は1例のみである。【結論】短期使用経験ではあるが、アキシチニブは他のTKIに比較して重篤な有害事象は少なくコンプライアンスが良い印象である。治療早期で抗腫瘍効果が期待できる症例もある一方、poor risk症例への治療介入は慎重に検討する必要がある。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:分子標的治療

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