演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院における転移性腎細胞癌に対するEverolimusの使用経験

演題番号 : P25-2

[筆頭演者]
松崎 恭介:1 
[共同演者]
大草 卓也:1、谷口 歩:1、岩西 利親:1、中川 勝弘:1、谷川 剛:1、蔦原 宏一:1、今村 亮一:1、山口 誓司:1

1:大阪府立急性期・総合医療セ 泌尿器科

 

EverolimusはmTORを阻害する阻害することにより抗腫瘍効果を示し、TKI (SorafenibまたはSunitinib)治療後の転移性腎細胞癌癌に対して、臨床的有用性が確認された薬剤である。国内においても有用性が報告される一方、口内炎等の有害事象の発現により、服薬継続が困難なケースも報告されている。今回われわれは、Everolimusを転移性腎細胞癌医対して使用した19例を後方的に検証した。対象は平均年齢69.1 (53-88)歳、男性11例・女性8例。前治療薬はSorafenib 7例、Sunitinib 9例、両剤3例。主な転移部位は肺13例、骨10例、脳5例、副腎・リンパ節がそれぞれ3例、肝臓が2例であった。観察期間中央値は19 (1-89)週であった。治療効果判定は2例でPR、6例でSD、7例でPD(4例未判定)であった。EverolimusのTime to Treatment Failureの中央値は24週であった。Grade 3以上の有害事象は高血糖・貧血がそれぞれ2例、好中球減少・浮腫・間質性肺疾患がそれぞれ1例に認められた。口内炎は、7例に発現したものの、口内炎が原因による服薬中止の症例はなかった。Everolimusは、TKIでの有害事象とは種類が異なることが多いが、適切な対処により有用性が期待できる薬剤であると考えられる。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:分子標的治療

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