演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

腎癌に対するMRIガイド下凍結療法の初期経験

演題番号 : P24-9

[筆頭演者]
坂東 重浩:1 
[共同演者]
都筑 俊介:1、三木 淳:1、岸本 幸一:1、清水 勧一朗:1、最上 拓児:1、原田 潤太:1、波多野 孝史:2、頴川 晋:3

1:東京慈恵会医科大学付属柏病院、2:JR東京総合病院、3:東京慈恵会医科大学

 

<目的>本邦にて2011年7月より小径腎癌に対する凍結療法が保険収載となった。以降、当院にてMRIガイド下に凍結療法を行った33例の初期治療経験について報告する。<対象・方法>対象は2011年9月から2013年4月までにMRIガイド下に凍結療法を行った径4cm以下の小径腎癌33例、33病変である。性別は男性27例、女性6例、平均年齢は70歳(46-87歳)である。MRIガイド下に17Gニードルを腫瘍内に穿刺し、凍結と解凍を2サイクル行った。凍結時間は15分程度、自然解凍は5分程度を目安とした。一連の凍結操作が終了した後、ニードルの強制解凍を行い抜去した。治療後の評価は造影CTにて行った。<結果>治療を行った腎癌の平均腫瘍径は24.5mm(13-38mm)であった。全例でニードルの穿刺はMRIガイド下に安全に行えた。使用したニードルの本数は平均2.9本(1-5本)であった。平均凍結時間は35.6分(29-104分)、手技時間は平均135分(90-120分)であった。合併症として、Common Terminology Criteria for Adverse Events(CTCAE)Grade2の術後出血が1例でみられ、経皮的動脈塞栓術が行われた。経過観察期間は平均12.5ヶ月(1-18ヶ月)である。治療後の造影CTでは腫瘍を含めた凍結域の造影効果が消失し、腫瘍壊死が確認された。2例で辺縁部にわずかに造影効果がみられ、残存腫瘍と考えられた。<結語>凍結領域はMRIにより境界明瞭な低信号域として描出され、凍結範囲を精度よくコントロールすることが可能であった。凍結用ニードルを複数本使用することにより十分な治療効果が得られた。腎腫瘍に対するMRIガイド下凍結療法は低侵襲的で有効な治療法と考えられた。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:手術療法

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