演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

尿路変向後の長期生存者の腎機能と合併症

演題番号 : P24-4

[筆頭演者]
和田 孝浩:1 
[共同演者]
菊川 浩明:2、桑原 朋広:3、高橋 渡:1、陣内 良映:2、瀬下 博志:2、河野 吉昭:1、杉山 豊:1、田上 憲一郎:1、谷川 史城:3、榊田 裕士:1、前田 喜寛:1、里地 葉:3、江藤 正俊:1

1:熊本大学大学院 生命科学研究部 泌尿器科学分野、2:国立病院機構熊本医療センター、3:熊本市民病院

 

目的:膀胱全摘除術と尿路変向術を受けた長期生存者の腎機能と長期合併症について検討した。症例と方法:熊本大学医学部附属病院とその関連病院で膀胱全摘除術と尿路変更術を受け、5年以上生存した患者を尿路変更の術式ごとに血清Cr levelと長期合併症を検討した。結果:患者はすべて膀胱癌のため膀胱全摘除術を受けていた。尿管皮膚ろう造設術を受けた患者は10人であった。全例が両側の尿管をdouble barrel法で手術がなされsingle stoma(右側9例、左側1例)、stent freeとなっていた。1例に皮膚と尿管の吻合部狭窄が起こったが切開術により狭窄は解除されている。生存期間の中央値は88ヵ月で、術前および現時点の血清Cr levelの中央値0.73mg/mLと0.84 mg/mLであった。回腸導管造設術を受けた患者は3人であった。1例にpara-stomal herniaが起こっていた。生存期間の中央値は66ヵ月で、術前および現時点の血清Cr levelの中央値0.68mg/mLと0.77 mg/mLであった。結論:膀胱全摘除術と尿路変向術(尿管皮膚ろう造設術、回腸導管造設術)を受け長期生存の膀胱癌患者の腎機能は良好に維持されていた。長期合併症については頻度も少なく、特に尿管皮膚ろう造設術ではわずかであった。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:手術療法

前へ戻る