演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院におけるT3b/cN0M0症例に対するMSKCCリスク分類の応用

演題番号 : P24-3

[筆頭演者]
辻村 一馬:1 
[共同演者]
近藤 恒徳:1、大島 将:1、石原 弘喜:1、兩坂 誠:1、戸田 直裕:1、大前 憲史:1、高木 敏夫:1、土岐 大介:1、飯塚 淳平:1、橋本 恭伸:1、田辺 一成:1

1:東京女子医科大学 泌尿器科

 

【目的】MSKCCリスク分類は、転移性腎癌の予後を推測する上で広く用いられているものだが、下大静脈塞栓を伴い転移を伴わないcTNM分類T3b及びT3cN0M0と診断された腎癌に対してMSKCCリスク分類を適応し予後判定の有用性を検討した。【対象】1985年6月~2013年4月までに当院にてcTNM分類T3b及びT3cN0M0と診断された腎癌に対してMSKCCリスク分類の予後因子が評価可能な42例において陽性因子数別に検討した。さらに「診断から治療開始までの期間」を除く4因子を検討し、0因子:favorable risk群、1因子:intermediate risk群、2因子以上:poor risk群に分け検討した。【結果】年齢19~79歳(中央値64歳)、性別は男性30例(約71%)、女性12例(約29%)であった。50%生存期間及び5年生存率は、陽性因子数別(50%生存期間、5年生存率の順で記載)では0因子5例(約12%):到達せず 75%、1因子25例(約60%):45.6ヶ月、48.9%、2因子10例(約24%):12.5ヶ月 33.3%、3因子2例(約4%):43.5ヶ月 0%、4因0例、log-rank testにて有意差を認めなかった(p=0.4818)。リスク別(50%生存期間、5年生存率の順で記載)ではfavorable risk群5例(約12%):到達せず 75%、intermediate risk群25例、(約60%):45.6ヶ月 48.8%、poor risk群12例(約28%):21.8ヶ月 26.7%、同様にlog-rank testにて有意差を認めなかった(p=0.2918)。【結論】MSKCCリスク分類をT3b及びT3cN0M0に適応したところ、有意差を認めなかったもののリスクが高いほど50%生存期間は短く、5年生存率低い傾向を認めた。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:手術療法

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