演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当科における再発卵巣がんに対するトポテカンの使用経験

演題番号 : P23-10

[筆頭演者]
尾松 公平:1 
[共同演者]
宇佐美 知香:1、谷口 智子:1、山本 阿紀子:1、的田 眞紀:1、岡本 三四郎:1、川又 靖貴:1、加藤 一嘉:1、馬屋原 健司:1、竹島 信宏:1

1:がん研有明病院 婦人科

 

目的 再発卵巣癌の主治療は化学療法である。プラチナ耐性再発卵巣がんや多剤併用後では副作用が遷延していることがあり今後予想される副作用を想定し薬剤を選択することが求められる。当科において経験したトポテカン療法症例を後方視的に検討したので報告する。方法 対象期間は、2011年11月から2013年4月にトポテカン療法を施行した21例。診断時年齢、病期、病理組織診断、再発時のトポテカン導入前後の治療レジメン数、トポテカン投与コース数、治療効果、副作用、転帰、生存期間を検討した。トポテカンの1コース投与量は体表面積当たり1.25mgを5日間連日投与した。成績 診断時年齢中央値58歳(43~77)、診断時病期1期1例、2期3例、3期15例、4期2例。病理診断は漿液性腺癌18例、明細胞腺癌1例、癌肉腫1例、腺癌1例。トポテカン導入が2次治療であったのは1例、3次は6例、4次以降は14例。トポテカン投与コース中央値2コース(1~11)。トポテカン療法後に施行された後治療レジメン数は0レジメン14例、1レジメン以上7例。画像診断による奏効例は0例、SD3例、PD16例、評価なし2例。転帰は有病生存16例、生存期間中央値は119日(48~455)、死亡5例。副作用の血液毒性(G3以上)は、顆粒球減少17例、貧血2例、血小板減少3例。非血液毒性はG1の悪心、食欲低下をほぼ全例に認めた。発熱性好中球減少症は認められなかった。結論 奏効率は決して満足できないが、症例の多くは再発難治性であり、本剤の副作用は認容でき、PSの保たれている症例には安全に施行できるレジメンと考えられた。

キーワード

臓器別:卵巣

手法別:化学療法

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