演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

再発卵巣癌に対するSDS(secondary debulking surgery)のfeasibilityに関する検討

演題番号 : P23-4

[筆頭演者]
大村 涼子:1 
[共同演者]
寺内 文敏:1、石川 貴久:1、在津 令子:1、中山 大栄:1、森竹 哲也:1、佐川 泰一:1、西 洋孝:1、井坂 惠一:1

1:東京医科大学病院  産科婦人科学教室

 

[目的]再発卵巣癌治療は主に化学療法が施行されるが、完全切除可能な症例に対してはsecondary debulking surgery(SDS)による予後の改善が期待できる。今回、臨床的にSDSのfeasibilityを検討した。[方法]対象は臨床進行期IIIc-IV期、primary debulking surgery(PDS)にてcomplete debulking surgery(+TC療法)がなされた症例で、再発をきたした26症例を対象とした。全例化学療法に先行してSDSを施行した。再発切除部位、周術期合併症およびPFSを検討した。[結果] 年齢59±12.4歳、DFI中央値32(4-216)ヶ月、再発箇所は2.5±2.2箇所、再発部位は、小腸6例(23%)、結腸8例(30.7%)、横隔膜9例(34.6%)、腸間膜5例(19.2%)、肝3例(11.5%)、脾臓2例(7.6%)などであった。SDSにおける完全摘出術は92.3%であった。周術期合併症は、CTガイド下ドレナージ2例(8%)のみで重篤な合併症は認めなかった。観察期間中央値は26ヶ月(8-42)、PFS中央値は19ヶ月(5-42)であった。[結論]SDSは安全に施行可能であり、予後改善効果が期待できる治療方策であると考えられた。今回の検討は、PDSにてcomplete surgeryがなされている症例を対象としたが、今後はSDSのメリットが得られる症例の選定およびSDSの適応基準設定が課題であると考える。

キーワード

臓器別:卵巣

手法別:手術療法

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