演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

子宮体癌術前MRIにおける腫瘍径と腫瘍体積の相関

演題番号 : P22-7

[筆頭演者]
山本 阿紀子:1 
[共同演者]
坂本 公彦:1、阿部 彰子:1、宇佐美 知香:1、野村 秀高:1、岡本 三四郎:1、的田 眞紀:1、尾松 公平:1、川又 靖貴:1、加藤 一喜:1、馬屋原 健司:1、竹島 信宏:1

1:がん研有明病 婦人科

 

【目的】子宮体癌において、腫瘍体積とリンパ節転移の有無、予後との関連についてはこれまでも報告されてきたが、その多くは摘出子宮を用いての検討である。術前に施行するMRI上で測定した腫瘍体積が、予後と相関することを示すことができれば、術式の決定に有用であると考えられる。今回はその基礎的研究として、MRI上で測定した腫瘍径と腫瘍体積の相関について検討した。【方法】2006年1月1日-2012年12月31日に当院で初回治療をおこなった症例のうち、術前に行ったMRI画像にて、腫瘍体積の計測が可能であった症例からランダムに50症例を抽出した。術前MRIはGd造影T1強調像を使用し、腫瘍径は3方向での測定値の最大値、腫瘍体積は子宮短軸像での腫瘍面積とスライス厚の積の総和とし、各症例とも2回反復測定した。【結果】30症例の内訳はI期34例、II期6例、III期9例、IV期1例、腫瘍径は中央値30.0mm(7-115mm)、腫瘍体積は中央値4.74cm3(0-243cm3)で相関係数は0.82であった。異なる腫瘍径に対する腫瘍体積の分布は4cmを境に異なる傾きを示したため、腫瘍径4cm以上/以下の各群に対して腫瘍径と測定時点を説明変数・腫瘍体積を従属変数とする重回帰分析を行い、それぞれ0.219、1.59の回帰係数を得た。【考察】腫瘍径と腫瘍体積は比較的強い相関を示した。両者の予後的意義は腫瘍径4cm以上/以下の各群で異なる可能性があるため、今後症例数を増やすことにより予後解析を行っていく予定である。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:画像診断(イメージング)

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