演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

子宮頸部小細胞癌の臨床像

演題番号 : P22-6

[筆頭演者]
菊池 朗:1 
[共同演者]
加嶋 克則:1、笹川 基:1、本間 滋:1、児玉 省二:1

1:新潟県立がんセンター新潟病院 婦人科

 

【研究目的】子宮頸部小細胞癌の臨床的特徴を明らかにすること。【研究方法】2002年から2012年までに当科で治療した子宮頸部小細胞癌7例の臨床経過を後方視的に検討した。【結果】 年齢は30歳から56歳(中央値47歳)。臨床進行期はIB1期2例、IB2期1例、IIB期1例、IVB期3例であった。初発症状は6例不正出血、骨転移による股関節痛1例。症状出現から医療機関受診までの期間は中央値23日(2日~10か月)。IVB期の3例の受診までの期間は2日、7日、2ヵ月であった。癌検診歴は7例中4例にあり、3例は1年以内の検診であった。腫瘍径は2cm~14cm、5例で4cmを超えていた。癌検診歴が1年以内の3例の臨床進行期及び腫瘍径はそれぞれ、IB1期、IB2期及びIVB期、2.4cm、4.5cm及び14cmであった。IB1期、IB2期及びIIB期の4例に初回治療として手術が施行された。3例に広汎子宮全摘が施行された。1例は試験開腹となった。IVB期の3例には化学療法(シスプラチン+イリノテカン)が施行された。転移部位及び初回再発部位は骨転移2例、肺転移2例、腹膜播種2例、肝転移1例、virchow転移1例、であった(重複あり)。生存例はIB1期及びIB2期の2例のみで、全生存期間の中央値は744日であった。【結論】 子宮頸部小細胞癌は予後は極めて不良で、生存例はI期のみであった。しかし症状出現から受診まで比較的に短期間であったケースでも進行例が多かった。また細胞診による子宮がん検診も早期発見に結びつかない可能性がある。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:その他

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