演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

高アルカリフォスファターゼ血症を契機に診断された子宮平滑筋肉腫の1例

演題番号 : P22-4

[筆頭演者]
金沢 知春:1 
[共同演者]
福井 薫:1、小野 良子:1、細井 文子:1、数見 久美子:1、宮西 加寿也:1、朴 康誠:1、山本 敏也:1、棟方 哲:2

1:市立堺病院 産婦人科、2:市立堺病院 病理診断科

 

子宮平滑筋肉腫を術前に診断することは困難な場合が多い。今回、高アルカリフォスファターゼ (ALP) 血症を契機に診断された子宮平滑筋肉腫の1例を経験したので報告する。症例は、61歳、未経妊の女性。全身倦怠感、口渇を主訴に当院内科受診。ALP: 1,200 IU/Lと上昇認めた。ALPアイソエンザイム分析では、ALP1の上昇を認めた。内科で、肝生検を含む肝胆道系の精査を行うも高ALP血症の原因疾患を同定できなかった。骨盤CTにて一部石灰化を伴う多発子宮筋腫を認めたため、当科紹介となる。1ヶ月前のCTと比べ一部の腫瘤の増大が疑われたため、MRIで精査したところ、増大が疑われた腫瘤は、内部に不均一な高信号を呈する部分を認め、PET-CTにても同部位に異常集積を認めた。子宮肉腫を疑い、開腹手術を行った。子宮前方の弾性軟な腫瘤は膀胱子宮窩腹膜と癒着しており、膀胱子宮窩腹膜に小結節を認めた。単純子宮全摘術+両側付属器摘出術+骨盤内リンパ節郭清+膀胱子宮腹膜切除を行った。膀胱子宮窩腹膜には平滑筋肉腫の浸潤を認め、術後診断は、子宮平滑筋肉腫IIb期となった。術後ALP値は速やかに正常化した。術後は、ドセタキセル+ゲムシタビンの化学療法を行い、術後5ヶ月の時点で再発を認めていない。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:診断

前へ戻る