演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

子宮頸部異型腺細胞(AGC)と診断された症例の検討

演題番号 : P22-1

[筆頭演者]
横田 奈朋:1,2 
[共同演者]
飯田 哲士:1、松橋 智彦:1、小野瀬 亮:1、宮城 悦子:2、平原 史樹:2、加藤 久盛:1

1:神奈川県立がんセンター 婦人科、2:横浜市立大学附属病院 産婦人科

 

ベセスダ分類が導入されて以降子宮頸部細胞診において腺型細胞異常は異型腺細胞(AGC)として分類されるようになった.AGCと診断された症例では子宮頸部悪性腫瘍のみではなく,子宮体部,卵管,卵巣,骨盤内悪性腫瘍が診断されることがあり,その取り扱いには慎重な対応が望まれる.一方で良性疾患や自然消失例も存在し過剰検査を予防するための鑑別法などが求められている.今回我々は,AGCと診断された症例の臨床的特徴を明らかにすることを目的に,2008年から2012年に子宮頸部細胞診でAGCと診断された症例の最終診断,転機などについて検討を行った.症例の約半数では腫瘍関連病変を認めず,約30%の症例では子宮頸部異形成などの前がん病変が検出された.悪性腫瘍が検出されたのは約15%であった.それらを良性群,前がん病変群,悪性腫瘍群に分けて検討すると,良性群は全年齢層に認められるのに対して,前がん病変群は50歳未満で認められ,悪性腫瘍群は全年齢にわたるものの年齢が上がるにつれて増加する傾向が認められた.以上よりAGC症例から高い確率で悪性腫瘍が検出されることが再確認された.特に50歳以上では検出率が高く慎重な対応が必要であると考えられた.

キーワード

臓器別:子宮

手法別:病理

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