演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

岩国医療センターにおける中皮腫24例の検討

演題番号 : P21-10

[筆頭演者]
久山 彰一:1 
[共同演者]
梅野 貴裕:1、中西 将元:1、能島 大輔:1、下田 篤志:2、杉本 龍士郎:2、片岡 和彦:2、田中 彰一:3、荒田 尚:4、田中屋 宏爾:4

1:独立行政法人国立病院機構 岩国医療センター 呼吸器内科、2:独立行政法人国立病院機構 岩国医療センター 胸部外科、3:独立行政法人国立病院機構 岩国医療センター 消化器内科、4:独立行政法人国立病院機構 岩国医療センター 外科

 

 石綿曝露によって生じる疾患としては肺病変としての石綿肺、肺癌、及び胸膜病変として、胸膜プラークや胸膜中皮腫、腹膜病変として腹膜中皮腫などが知られている。中皮腫は石綿の初回曝露より約40年経ってから発生するとされ,手術療法、化学療法などが行われるが予後は不良である。 当院で2007年より病理学的に中皮腫と診断された24例について検討した。症例は男性 19例、女性5例。胸膜中皮腫22例、腹膜中皮腫 2例。診断時の年齢中央値72(52-85)歳で、組織型は上皮型 15例(62.5%)、二層型 4例(16.7%)、肉腫型 5例(20.8%)で、CT画像で胸膜プラークを伴ったものが14例であった。初診時に24例中23例(95.2%)に胸水もしくは腹水を認めた。胸水中のヒアルロン酸が100000 ng/ml以上は、測定できた15例中8例(53.3%)であった。治療は手術 7例、化学療法 16例、Beat supportive care 1例であった。 全症例での生存期間中央値は13.4ヶ月で、手術例では21.4ヶ月、化学療法群では12.7ヶ月であった。1年生存率は手術群 85.7%、化学療法群は54.5 %であった。胸膜中皮腫は手術群と比較して化学療法群は予後が悪く早期に発見による手術例を増やすことが重要であると考えられた。

キーワード

臓器別:肺・縦隔・胸膜

手法別:疫学・予防

前へ戻る